【2025年9月】AI評価★5(攻め)の成長株を投資優先度で比較

銘柄比較

はじめに

2025年9月に投稿したAI銘柄分析記事の内、
「キャピタルゲイン狙い銘柄で星5」と評価された銘柄について、
ポートフォリオへの組み入れ推奨度が高い順にAIにランキングを作ってもらいました。

従来の評価基準に加え、成長や計画に具体性と説得力・裏付けがあり、
現実的に株価が上がる見込みが高く、
新規事業が単なる多角化ではなく明確な勝算を持つ点を重視させています。

尚、順位付けには個別銘柄の分析記事をメインで使用しており、
情報不足を感じた際にはウェブ検索により補足情報を取得することも許可しています。
必ずしも最新の情報を考慮したランキングとは限らない為、予めご了承ください。

AI ポートフォリオ組み入れ推奨度ランキング

1位:第一三共(4568)

  • 成長の確実性と競争優位性が圧倒的
    革新的な抗体薬物複合体(ADC)技術
    という圧倒的な競争優位性(Moat)が、成長戦略の確固たる裏付けとなっています。主力製品「エンハーツ」の売上伸長に基づいた過去5年間の一貫した増収増益は、成長の質と持続性の高さを証明しています。
  • 成長市場と規模の優位性
    世界的に市場が拡大するがん領域を主戦場としており、その市場規模は他の国内銘柄とは比較にならないほど巨大です。グローバル市場での成功確度の高さが、現実的な株価上昇見込みを最も高くしています。

2位:ユーザーローカル(3984)

  • 極めて質の高い成長と盤石な財務
    過去14期連続で増収増益
    を達成しており、その成長の再現性と持続性は群を抜いています。成長ドライバーであるAI・ビッグデータ市場というトレンドを捉えつつ、安定した経営基盤を確立しています。
  • 収益構造の効率性
    営業利益率37.2%、自己資本比率**87.2%**という驚異的な数値は、SaaSビジネスモデルの強みを生かした、リスクを抑えつつ確実に利益を成長させる収益構造が確立されていることを示しています。

3位:スマレジ(4431)

  • 明確な次の成長戦略とSaaS基盤
    クラウド型POSレジという安定したSaaSストック収益基盤に加え、次なる成長戦略としてEC分野へのM&AとOMO戦略を具体的に提示しています。実店舗とECの連携強化は、競合に対する明確な優位性を生み出し、中長期的な成長の柱となる具体的な勝算があります。
  • 財務の健全性:自己資本比率が70%を超えており、高い利益率を維持しながら事業を拡大できる、非常に健全な財務基盤も魅力です。

4位:メドレー(4480)

  • 強固なネットワーク効果が裏付け:医療・介護の人材採用支援事業「ジョブメドレー」は、ユーザー数の増加がマッチング率を向上させるネットワーク効果により、後発の追随を許さない強固な参入障壁(Moat)を形成しています。
  • 成長の持続性:国内事業所の35%以上と契約する盤石な顧客基盤に支えられた持続可能な成長が見込まれます。海外事業「Jobley」の展開開始も、新たな成長ポテンシャルとして評価できます。

5位:アイドマHD(7373)

  • 構造的トレンドと効率的なビジネスモデル:中小企業のDX・営業支援需要という構造的なトレンドに乗り、高い成長を継続しています。
  • 高収益性と競争優位性:営業利益率が20%を超えており、独自の営業支援ツールと在宅ワーカーを活用した高い事業効率性が、収益性の裏付けとなっています。

6位:PKSHA Technology(3993)

  • 技術力と安定したSaaS事業:AIアルゴリズム開発力と、ストック型のAI SaaS事業の拡大は魅力的であり、財務基盤も盤石です(自己資本比率75%以上)。
  • 競争環境リスク:AI分野の技術革新の速さと、国内外からの競合企業の参入リスクが、上位銘柄と比較して成長の確実性に不確実性を与える要因として評価を下げています。

7位:アイ・ピー・エス(4390)

  • 割安感と具体的な成長要因:予想PER13.4倍と割安感があり、フィリピンでの通信インフラ拡充という具体的な成長要因があります。
  • 不確実性の高さ:事業の大半が海外(フィリピン)であるため、為替変動や地政学的リスクといった海外事業特有の不確実性が高く、「成長の確実性」という点で上位銘柄に劣ります。

8位:ソニーグループ(6758)

  • 事業の安定性・多角化:ゲーム、音楽、半導体など多岐にわたる事業ポートフォリオによるリスク分散と安定性は極めて高いです。
  • 「攻め」銘柄としての評価:巨大企業であるため、企業全体の成長率は緩やかになる傾向があり、キャピタルゲインを狙う銘柄としては、他の高成長企業と比較して優先度は低くなります。

管理人考察

今回は個人的な感覚とはやや乖離のある結果となりました。
個別記事の考察にて述べている通り、第一三共とユーザーローカルは市場との対話姿勢、
メドレーは下方修正リスクを重く見ている点が、
順位付けの主要な根拠となるAI分析レポートでは考慮されておらず、
違和感の原因となってしまったと考えられます。

また、下位のPKSHAとIPSは不確実性、ソニーGは企業規模により評価が下がっています。
上位は個人的な懸念があり、下位はAIからリスクが指摘されているというのはなかなか面白い構図ではあります。

尚、ディフェンシブ性も高いソニーGは単純なキャピタルゲイン狙い銘柄ではなく、
所謂「ハイブリッド型」であるため、ここだけ違った目線で評価する余地があるでしょう。

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